目次
はじめに
ITパスポートの重要性
昨今ChatGPTを中心にDXやAIへの注目が再び高まっています。ITパスポートは情報処理・ITシステムの分野での基本的な知識とスキルを証明する資格であり、多くの企業や組織で高く評価されています。
記事の目的
この記事では忙しい社会人がITパスポートの合格率を高める勉強方法を詳しく解説します。これまでの具体的な例を交えながらITパスポートの効果的な学習方法と試験対策方法を提供します。
ITパスポートとは
ITパスポートの概要
ITパスポートは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
得られる知識と対象者
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITを正しく理解し、業務に効果的にITを利活用することのできる“IT力”が身につきます。
デジタル時代のビジネスに関わるすべての人にお勧めする資格試験となっています。
具体的な学習方法
使用した教材
まずは「何の教材を使うと良いのか」について解説します。苦労して学習したがわかりにくい教材で時間を無駄にした、、、というリスクは最小限に抑えたいですよね。
これまで文系人材でも高い合格率を記録中の教材群を掲示します。これらを適切に組み合わせて利用することで合格率を担保することが可能となります。一方で試験本番では教科書や問題集では網羅されない内容が2-3割出題されます、なので本質を理解して応用問題が出題されても対応できる力が必要です。
合格者の声:
「最初はこれで大まかな知識のインプットをしました。インプットの際は、意味を理解しながら自分の言葉でノートにまとめるのが一番定着しやすいと感じました。過去問がついているので、初学者にはすごく有用な教材だと思いました。」
合格者の声:
「教科書だけだと心配だったので、過去問をたくさんやりました。 年によって問題の文章量や表現の違いなどがあるため、 自分の理解度を確かめる意味でも非常に役立ちました。」
「この過去問で、インプットした知識の定着度を測りました。間違えた部分はさらに手を動かして覚え、「なぜその選択肢は間違いなのか」を自分の言葉で説明できるようになることを目指していました。」
学習形式
次に学習形式について解説します。当然ですがどんなに良い教材があっても、学習しなければ合格はできないですよね。学習形式も個々の働き方・生活習慣により多様化しており、個人が動画で学習するe-Learningが主流となりつつあります。
一方で個人戦ではなくチームで学習することでTipsを共有し合ったり、励まし合うことで高い合格率を出しているケースも多いようです。
合格者の声:
「ITパスポート受験を目的としたリアルコミュニティ。ITパスポート合格を目的とした5人が集まり、受験情報や学習方法の共有などを行うのだが、面白かったのは勉強方法など悩んだ時に相談できたり不安な時にも共感してくれたり勉強へのモチベーションが上がらない時も励まされるなど、ITパスポート合格コースで合格率100%の実績がある学習形式なので「あとはやるだけ」と思って頑張りました。」
「短期資格取得を目的として、ランダムの5名が集まり、 日次で学習報告、週次でミーティングを行い、全員合格を目指すプログラムに参加。 いわゆる資格取得のライザップ的なニュアンスに近いイメージです。 インセンティブ制度もあり、 全員で勉強法などを共有しながら、進めていきました。 slackを通して全員の勉強進捗がわかるため、自分の進捗と照らし合わせて 危機感を醸成することもできたので、自然と勉強する習慣が身に付きました」
「同じ志を持った方々と協力し相談し高め合いながら合格を目指すことができ、1人で勉強するよりも楽しく有意義に進められました。様々なTipsを共有したり、勉強方法のご相談に乗っていただいたりもできたので非常に助かりました!」
具体的な進め方例
これまでの使用教材や学習形式を踏まえて、どのように学習を進めたのかいくつか例を確認しましょう。
合格者の声1:
・最初の3週間:教科書+問題や模試で、最初の3週間は仕事前や業務後に1時間ほど毎日教科書を見ていました。(この頃は何も考えず教科書を見ていました)
・スタートから4週目:この頃になると受験までの期間がちょうど1か月となり焦りが出てきました。教科書だけでなく問題集なども実施しましたが、出題範囲の広さが特徴的なITパスポートのため学べば学ぶほど分からない用語や知識が出てきたため、焦りのボルテージは日々上がっていきました。そのため週末は数時間復習を行いました。
・受験まで2週間:この頃は現職の業務も多くなり勉強できない日も増えてきて引き続き焦りはMaxでした。この頃の勉強方法は1日最低1回は模試を受け、 不明点や理解が足りない点はその日か週末に復習することを繰り返していました。
合格者の声2:
・具体的には、一度テキストを眺め出題される問題の全体像を把握、その後問題集を中心に、アウトプットをしながら理解を深めていきました。テスト直前の1週間は、自身の苦手分野を中心にテキストを読む→模擬試験を解くことを繰り返しました。
合格者の声3:
・CREWの1日単位で決められたカリキュラムに沿って参考書や模試を解き進めていました。
まずは教科書のテキストで全体の概要を把握し、過去問で演習に進みました。過去問は2周目をやることもカリキュラムに組み込まれていたり、それぞれ複数回解く機会があったことで、知識の定着を感じながら学習を進めることができました。
テキストを進めている際は基本的にノートは取っておりませんでしたが、問題集はノートに回答を記入し丸付けをし、知らなかった用語に関しては用語をノートに書きとることで覚えていました。 この他には、ITパスポートのカリキュラムを読み込ませ、オリジナル問題を作成することができるカスタムGPTを作成し、問題演習に役立てました。
試験対策実施例
合格率が高い方々の共通項が学習方法でわかってきましたね。
では試験対策はどのように進めたのでしょうか?
例1:
「問題集・模試をわからない単語がなくなるまでやりこんだことで、本番ではある程度マイナーな用語にも対応することができ良かったと思います。また、模試を複数回解いていたおかげで本番でも時間配分に余裕を持つことができ、焦ることなく試験当日を終えることができました。試験本番ではビジネスの分野で得点が低かったので、その分野のマイナーな用語を覚えておけばよかったと思っています。」
例2:
■用語集の作成 :
同じチームに用語集を作成してくださった方がいたので、そちらの用語集を自分用に少しカスタマイズする形で準備しました。本番中にぱっと調べたい語句を検索できるようにExcelで作成し、関連する語句・記述も検索で引っかかるように備考欄など作成しておくと良いと思います。
■時間を意識して解答する練習 :
本番は100問を120分で解答することになるのですが、これが当初私が思っていたよりもあまり余裕がない時間設定でした。本番までに「解答にかかる時間」を意識して問題に臨むクセを付けておくとよいと思います。
例3:
「試験対策として、複数の問題解いたことで、 自分の本当の理解度が把握できたのは大きかったと思います。 問題集はやりこむとパターンの理解が先行してしまい、 本質的な理解に結びついているかが見えなくなりがちです。 教科書の問題を徹底的に説いた後、問題集をやったときに問題の表現や聞き方が異なると答えられないようなことがあり、 改めて自分のウィークポイントを見つけるよい機会になりました。」
まとめ
ITパスポートは情報処理・ITシステムの基本的な知識を証明し、キャリア向上に繋がる資格です。自分に合った効果的な勉強法と過去合格者のアドバイスを参考に試験勉強へ臨みましょう。
この記事では忙しい社会人がITシステムを高い確率で合格するための学習方法中心に解説しました。気になる箇所があればそれぞれ詳しく調べてみて下さい。