top of page

金融IT検定の難易度は高い?過去問はある?初級合格のための効果的な勉強法を解説

更新日:12月5日

金融業界やIT業界でのキャリアアップを目指す多くの方に人気の「金融IT検定(初級)」。忙しい社会人でも、この試験を効率的に突破する方法を知りたい方は多いのではないでしょうか?

本記事では、文系社会人が無理なく合格を目指すための学習法と具体的な試験対策をご紹介します。


目次


金融IT検定(初級)とは?


金融IT検定(初級)の概要

特定非営利活動法人金融IT協会が運営する金融業界のITリテラシーを底上げを目指し、金融分野のIT開発・利活用を網羅した資格で、どなたでも受験が可能です。

出題範囲

ITシステム分野、金融デジタルビジネス分野、金融システム分野

受験資格

特になし

試験形式

CBT択一選択式問題

試験時間

60問60分

メリット

金融とITを横断的に理解できるスキルを証明し、キャリアアップや転職時にアピール可能


資格の重要性

金融IT検定(初級)は、金融分野とIT分野の基本的な知識を網羅する資格です。特に、金融業界でのITシステムの基礎を理解することを目的としており、銀行や保険業界で働く方には非常に役立つ資格で、多くの金融・IT企業や組織で高く評価されています。


得られる知識と対象者

本資格では

✔️ITシステム分野:IT・DXの潮流、ITの基礎用語、テクノロジー、プロジェクトマネジメント、ビジネス戦略

✔️金融デジタルビジネス分野:消費者変化と顧客理解、顧客管理、デジタルマーケティング、商品・サービスの革新、デジタルプラットフォーム・エコシステムの作り方、顧客価値を高める手法、金融DX事例

✔️金融ITシステム分野:金融とITの関わり、金融機関などのITシステム、金融ネットワーク、金融機関DXとIT、新しい金融サービスと次世代金融

の3つのシラバスから構成されています。


金融IT検定(初級)の難易度は?

金融IT検定のサイトでは対象者は以下となっています。

  • 初級は入門(新卒-入社3年目)レベル

  • 金融機関の営業店や事務セクションを含む全職員に加え、パートナー企業など金融業務に従事する全者


新卒-入社3年目が対象となっていることからも、難易度は決して高くないと言えるでしょう。 基礎的な学習を正しく行えば、十分合格を目指すことができます。


合格点の基準は?

金融IT検定の合格基準は各分野のバランスがポイントになります。合格点の詳細な基準は公式には明言されていませんが、総合的なスコアが一定基準を超えることで合格が認められます。


金融IT検定はいつ受けられる?試験日程と結果発表について


金融IT検定はいつ開催されるのか?


金融IT検定は、2024年9月21日(土)より通年で随時開催されています(年末年始を除く)。試験の日程は柔軟に調整可能で、忙しい社会人の方でもスケジュールに合わせて受験が可能です。


  • 試験開始日:2024年9月21日(土)から

  • 申込開始日: 2024年6月14日(金)10:00~


この「いつでも受けられる」仕組みは、受験者にとって大きなメリットとなっており、自己都合に合わせた計画的な学習と受験が可能です。


試験結果はいつ分かる?

試験終了後、その場で結果が即時返却されます。テストセンターで受験後、各分野ごとの得点が記載されたスコアレポートを受け取ることができます。


この迅速なフィードバックにより、結果をすぐに確認でき、合格後の手続きや次のステップに進む準備がスムーズに進められます。


忙しい社会人向けの具体的な学習方法


時間が限られている社会人にとって、効率的な学習法は成功の鍵です。このセクションでは、効率的に金融IT検定の合格を目指すための学習方法を具体的に紹介します。


おすすめの教材は?過去問はある?

過去問についてですが、2024年12月時点は公開されていません。

ただし、金融IT協会が認定しているテキストやプログラムが複数あるため、これらを活用して学習を進めるのがおすすめです。

タイトル

概要

金融IT協会が監修の実務経験者や有識者の知恵を集約したテキストです。

出題範囲を全網羅、事例や図解を多数紹介し分かりやすく解説しています。


試験に向けて理解を深めたい方を対象として、金融ITの専門家が試験対策中心に公式テキストを解説する集合型勉強会です。試験対策講座では主体的に学ぶコンテンツと専門知識豊富な講師から学習する機会を提供します。



効果的な学習形式

次に学習形式について解説します。当然ですがどんなに良い教材があっても、学習しなければ合格はできないですよね。学習形式も個々の働き方・生活習慣により多様化しており、個人が動画で学習するe-Learningが主流となりつつあります。


一方で高い確率で合格するために個人ではなくチームで学習することでTipsを共有し合ったり、励まし合うことで、モチベーションを高めて、継続的に学習できる仕組みもあります。

ここでは、金融IT検定でも紹介されている、チーム学習によって合計を目指すプログラムである「CREW」を紹介します。


タイトル

金融IT検定(初級)チーム学習

概要

4~5名で切磋琢磨しながら専属コーチと全員合格を目指すプログラムです。

特徴

・G検定で累計合格率100%を記録中の独自のチーム学習メソッドを活用することで逃げずに学習時間を確保

・1日単位の学習カリキュラムを提供するので迷わず勉強できる

・専属コーチが伴走するのでモチベーション落とさず最後まで完走可能

おすすめの人

個人で学習するのが苦手合格率を高めたい方、一緒に学習する仲間がほしい方、定期的・強制的に勉強時間を確保したい方に推奨

サービス利用者の声

「ITパスポート受験を目的としたリアルコミュニティ。ITパスポート合格を目的とした5人が集まり、受験情報や学習方法の共有などを行うのだが、面白かったのは勉強方法など悩んだ時に相談できたり不安な時にも共感してくれたり勉強へのモチベーションが上がらない時も励まされるなど、ITパスポート合格コースで合格率100%の実績がある学習形式なので「あとはやるだけ」と思って頑張りました。」 「短期資格取得を目的として、ランダムの5名が集まり、 日次で学習報告、週次でミーティングを行い、全員合格を目指すプログラムに参加。 いわゆる資格取得のライザップ的なニュアンスに近いイメージです。 インセンティブ制度もあり、 全員で勉強法などを共有しながら、進めていきました。 slackを通して全員の勉強進捗がわかるため、自分の進捗と照らし合わせて 危機感を醸成することもできたので、自然と勉強する習慣が身に付きました 同じ志を持った方々と協力し相談し高め合いながら合格を目指すことができ、1人で勉強するよりも楽しく有意義に進められました。様々なTipsを共有したり、勉強方法のご相談に乗っていただいたりもできたので非常に助かりました!」

URL


合格者の具体的な進め方事例

これまでの使用教材や学習形式を踏まえて、どのように学習を進めた方が良いのかいくつか例を確認しましょう。これらを踏まえて学習プラン立てることをお勧めします。


合格者の声1:

・最初の3週間:教科書+問題や模試で、最初の3週間は仕事前や業務後に1時間ほど毎日教科書を見ていました。(この頃は何も考えず教科書を見ていました)

・スタートから4週目:この頃になると受験までの期間がちょうど1か月となり焦りが出てきました。教科書だけでなく問題集なども実施しましたが、出題範囲の広さが特徴のため学べば学ぶほど分からない用語や知識が出てきたため、焦りのボルテージは日々上がっていきました。そのため週末は数時間復習を行いました。

・受験まで2週間:この頃は現職の業務も多くなり勉強できない日も増えてきて引き続き焦りはMaxでした。この頃の勉強方法は1日最低1回は模試を受け、 不明点や理解が足りない点はその日か週末に復習することを繰り返していました。


合格者の声2:

具体的には、一度テキストを眺め出題される問題の全体像を把握、その後問題集を中心に、アウトプットをしながら理解を深めていきました。テスト直前の1週間は、自身の苦手分野を中心にテキストを読む→模擬試験を解くことを繰り返しました


合格者の声3:

・CREWの1日単位で決められたカリキュラムに沿って参考書や模試を解き進めていました。

まずは教科書のテキストで全体の概要を把握し、過去問で演習に進みました。過去問は2周目をやることもカリキュラムに組み込まれていたり、それぞれ複数回解く機会があったことで、知識の定着を感じながら学習を進めることができました。

テキストを進めている際は基本的にノートは取っておりませんでしたが、問題集はノートに回答を記入し丸付けをし、知らなかった用語に関しては用語をノートに書きとることで覚えていました。 この他には、カリキュラムを読み込ませ、オリジナル問題を作成することができるカスタムGPTを作成し、問題演習に役立てました。



試験対策実施例

合格率が高い方々の共通項が学習方法でわかってきましたね。

では試験対策はどのように進めたのでしょうか?

合格者の声を元に学習内容や特徴を表に整理しました。

合格者

学習内容

特徴

反省点/改善点

合格者の例1

- 問題集・模試を徹底的にやり込み、不明な単語がなくなるまで学習


- 模試で時間配分を意識しながら複数回解く

- 本番でマイナーな用語に対応可能


- 時間配分に余裕を持って試験に挑めた

- ビジネス分野のマイナーな用語を事前に覚えるべきだった

合格者の例2

- 他のメンバーが作成した用語集をカスタマイズし、自分用の資料をExcelで作成


- 本番の時間設定に合わせて解答スピードを練習

- 用語集をカスタマイズし効率的に準備


- Excelで関連語句を検索可能な形に整備

- 解答時間をさらに意識し、余裕を持ったペース配分を習慣化すべき

合格者の例3

- 教科書の問題を徹底的に解く


- 問題集で異なる表現の問題に挑戦し、理解度をチェック

- 教科書と問題集を段階的に活用


- 問題の表現や聞き方の違いから自身の弱点を把握できた

- 問題パターンに慣れすぎることで本質的な理解が進まないリスクを認識し、幅広い問題表現に慣れる必要がある


まとめ

  • 金融IT検定(初級)は情報処理・ITシステムの基本的な知識を証明し、キャリア向上に繋がる資格です。自分に合った効果的な勉強法と過去合格者のアドバイスを参考に試験勉強へ臨みましょう。

  • この記事では忙しい社会人が金融IT検定(初級)を高い確率で合格するための学習方法中心に解説しました。気になる箇所があればそれぞれ詳しく調べてみて下さい。


bottom of page